YouTube の字幕を Mac にダウンロードする方法:SRT で保存、またはテキスト化

2026年10月更新 · 約6分 · 無料の yt-dlp コマンド付き
要点だけ:数行を読んだり引用したりするだけなら、YouTube の説明欄にある「文字起こしを表示」で十分です(無料、コピーのみ)。SRT ファイルが欲しいなら、無料の yt-dlp のコマンド 1 行で保存できます。ターミナルを使いたくなければ、Vidnip で動画を検出し、字幕メニューから「字幕のみ(.srt)」か「文字起こしのみ(.txt)」を選ぶだけです。テキスト版はタイムスタンプを除き、重複した行もまとめるので、メモや AI での要約にそのまま使えます。字幕だけのダウンロードは無料枠を消費しません。

まず確認:その動画の字幕はどの種類?

ダウンロードできるのは字幕トラック、つまりプレーヤーの字幕(CC)ボタンでオン・オフできる字幕です。映像に焼き込まれた字幕(オフにできないもの)は画面の一部なので、どのツールでも文字としては取り出せません。

YouTube の字幕トラックには 3 種類あります。

4 つの方法を一覧で

方法費用得られるもの向いている人
YouTube の「文字起こしを表示」無料ページ上のテキスト(自分で選択してコピー)1 本の動画から数行だけ引用したい
yt-dlp無料SRT ファイル。再生リストもまとめてターミナルに慣れている
オンラインのサイト・ブラウザ拡張機能多くは無料(広告あり)SRT または TXTたまに使うだけ
Vidnip字幕だけなら無料枠を消費しないSRT、またはタイムスタンプなしの TXT を 2 クリックでよく使う、ターミナルは使いたくない

1. YouTube の「文字起こしを表示」:無料、コピーのみ

  1. ブラウザで動画を開き、説明欄の「...もっと見る」をクリックして説明を広げます。
  2. 下にある「文字起こし」の欄で、「文字起こしを表示」をクリックします。
  3. 動画の横に文字起こしが開き、再生に合わせてスクロールします。どの行をクリックしても、その時点に移動できます。テキストは選択してコピーします。

ボタン名は YouTube の表示言語によって変わります。英語では Show transcript、簡体字中国語では「内容转文字」です。

不便な点:字幕のない動画にはこの欄がありません。1 本ずつしか扱えず、SRT ファイルは得られません。長い動画は、選択するだけでもスクロールが大変です。

2. yt-dlp:無料、コマンド 1 行で SRT に

yt-dlp はオープンソースのコマンドライン型ダウンローダーです。字幕形式の変換に使う ffmpeg と一緒に、Homebrew で入れます。

brew install yt-dlp ffmpeg

# その動画にある字幕を確認:
# 「Available subtitles」の下が手動字幕、「Available automatic captions」の下が自動字幕
yt-dlp --list-subs "動画のURL"

# 手動字幕だけを SRT で保存(動画は保存しない)
# 動画にない言語は自動でスキップされます
yt-dlp --skip-download --write-subs --sub-langs "ja,en" --convert-subs srt "動画のURL"

# 自動生成の字幕しかない場合:元の言語のトラック(コードが -orig で終わるもの)を取得
yt-dlp --skip-download --write-auto-subs --sub-langs ".*-orig" --convert-subs srt "動画のURL"

--skip-download は動画を保存しない指定、--sub-langs は言語コードをカンマ区切りで指定します(パターンも使えます。.*-orig は「元の言語の自動字幕すべて」)。--convert-subs srt は、YouTube が配信する VTT を SRT に変換します。ファイルはターミナルの現在のフォルダに「タイトル [動画ID].言語コード.srt」という名前で保存されます。URL を再生リストのものにすれば、リスト内のすべての動画の字幕を取得できます。

制限について:YouTube は字幕のリクエスト数を制限していて、自動翻訳の字幕がいちばん厳しく制限されます。ある動画の翻訳を 1 つ取得すると、数分以内に別の翻訳を求めても、たいてい 429 が返ってきます。一度に頼む言語を減らし、再生リストでは --sleep-subtitles 5 を付け、拒否されたら数分待ってください。元の言語のトラックは、通常は影響を受けません。

3. Vidnip:2 クリックで SRT かテキストに

ターミナルを使いたくなければ、Vidnip なら同じことがメニュー項目 2 つで済みます。

  1. 動画ページの URL をコピーし、Vidnip 上部のアドレス欄に貼り付けて Return キーを押すか、「検出」をクリックします。YouTube の場合、通常 10〜20 秒かかります。
  2. 「検出した動画」の下に動画のカードが表示されます。カード右側の字幕ボタン(吹き出しのアイコン)をクリックすると、その動画のすべての字幕トラックが表示されます。「手動字幕」「自動生成」と、「自動翻訳」のサブメニュー(よく使う言語が先頭、それ以外は「すべて…」の中)です。欲しい言語にチェックを入れます。チェックしなくても、設定 → 字幕 の「優先言語」に従って 1 つ選ばれます。
  3. 同じメニューのいちばん下で、「字幕のみ(.srt)」か「文字起こしのみ(.txt)」を選びます。カードを右クリックして「字幕のみダウンロード」を選ぶこともできます(右クリックの項目は .srt のみ)。

ダウンロード一覧に「字幕」タグの付いた行が追加され、「字幕を取得中…」と表示されます。たいていすぐに終わります。ファイルはダウンロードフォルダ(初期設定は「ダウンロード」。ウインドウ下部で変更できます)に、「タイトル [字幕].言語コード.srt」という名前で保存されます(例:… [字幕].en-orig.srt)。言語ごとに 1 ファイルです。アプリを英語表示にしている場合は [Subtitles] になります。

オンラインのダウンロードサイトやブラウザ拡張機能でも字幕は保存できます。たまに使うぶんには問題ありませんが、サイトの多くは広告やリダイレクトが多く、拡張機能はアクセスしたすべてのサイトの読み取りを求めることがよくあります。インストール前に権限を確認してください。YouTube の制限を受けるのも同じです。

SRT をテキストにする

SRT ファイルでは、字幕ごとに番号と開始・終了時刻が付いています。

12
00:01:05,200 --> 00:01:08,900
今日は字幕を
保存する方法を紹介します

Vidnip の「文字起こしのみ(.txt)」は、これを Mac 上で変換します。番号とタイムスタンプを除き、<i> などのスタイルタグを取り、自動字幕で流れるように繰り返される行をまとめ、UTF-8 で 1 行ずつ書き出します。残るのは .txt だけです。

手元に SRT ファイルがある場合は、macOS に入っているツールを使って、ターミナルの 1 行で変換できます。

tr -d '\r' < "字幕.srt" | sed -E -e '/-->/d' -e '/^[0-9]+$/d' -e 's/<[^>]*>//g' -e '/^[[:space:]]*$/d' | uniq > "文字起こし.txt"

順に、Windows の改行コードを除く、タイムスタンプを削除、番号を削除、タグを除去、空行を削除し、最後に uniq で隣り合う重複行をまとめます(自動字幕は流れるように表示されるため、同じ文が 2〜3 回出てきます)。副作用が 1 つあり、数字だけの台詞の行(年号だけを読み上げた行など)も、番号と一緒に消えます。

テキストにしたあとの使い方

うまくいかないとき

利用と著作権:字幕や文字起こしは動画作品の一部で、著作権は投稿者にあります。自分の動画やオープンライセンスの動画を対象にするか、個人の学習やメモの範囲で使い、字幕や文字起こしをそのまま再配布しないでください。YouTube の利用規約にはダウンロードに関する制限があるので、用途に問題がないか確認してください。

よくある質問

YouTube の字幕を SRT ファイルでダウンロードするには?

方法は 3 つあります。無料の yt-dlp に --skip-download --write-subs --convert-subs srt を付けて実行する(自動字幕しかない場合は --write-subs を --write-auto-subs に替える)、Vidnip で動画を検出して字幕メニューから「字幕のみ(.srt)」を選ぶ、またはオンラインのダウンロードサイトを使う方法です。YouTube の「文字起こしを表示」はテキストのコピーだけで、SRT ファイルは得られません。

字幕のダウンロードは有料ですか?Vidnip の無料枠を使いますか?

yt-dlp と YouTube の「文字起こしを表示」は無料です。Vidnip の「字幕のみ」と「文字起こしのみ」も無料枠を消費せず、最初の 3 本の無料ダウンロードを使い切ったあとも使えます。

SRT と TXT の違いは?

SRT は字幕ごとに番号と開始・終了時刻が付いていて、プレーヤーで読み込めるほか、いつ話された言葉かがわかります。TXT はタイムスタンプのない文字だけで、読む、検索する、AI に渡すのに向いています。Vidnip の TXT は、自動字幕で繰り返される行もまとめます。

動画に日本語字幕がなくても、日本語で保存できますか?

YouTube がその動画に自動翻訳を提供していれば可能です。Vidnip では字幕メニューの「自動翻訳」で Japanese にチェックを入れ、yt-dlp では --write-auto-subs --sub-langs ja を使います。機械翻訳なので品質はまちまちで、YouTube の制限もいちばん厳しいため、取れなかったら数分後に再試行してください。

一部の言語が取れないのはなぜ?429 とは?

429 は YouTube が一時的にリクエストを制限しているという意味で、自動翻訳の字幕で起きやすいです。数分待ってから足りない言語をもう一度ダウンロードし、一度に頼む言語を減らしてください。yt-dlp で再生リストを扱うときは --sleep-subtitles 5 を付けると間隔が空きます。元の言語のトラックは、通常は影響を受けません。

映像に焼き込まれた字幕はダウンロードできますか?

できません。画面の一部なので字幕ファイルが存在せず、文字認識や音声認識で作り直すしかありません。見分け方:プレーヤーの字幕(CC)ボタンでオフにできるなら、ダウンロードできる字幕トラックです。

ダウンロードした字幕はどこに保存されますか?

Vidnip ではダウンロードフォルダ(初期設定は「ダウンロード」)に「タイトル [字幕].言語コード.srt」という名前で保存されます。たとえば en-orig は英語の元の自動字幕です。言語ごとに 1 ファイルです。yt-dlp は初期設定では、ターミナルの現在のフォルダに保存します。

字幕も文字起こしも 2 クリックで

Vidnip で動画を検出すると、字幕メニューのいちばん下に「字幕のみ(.srt)」と「文字起こしのみ(.txt)」があります。字幕だけのダウンロードは無料枠を消費しません。

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